Life Less Ordinary


世界のいろんな場所から気が向いた時にのみなんとなく日記とかつけちゃったりいろんなことに物申したりしちゃおっかな的ブログ。
by tomokingT
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カテゴリ:レストランレビュー( 15 )


ZAGATサーベイの不思議

今では世界中でその名前が知られるようになった「ZAGAT」。
日本版も出ているので知っている方も多いと思うが、要するに一般の人達の投票により、レストランを評価するガイドブックだ。

実はこのZAGAT、ニューヨーク在住のZagat夫妻が考案したもので、1979年に発行された第一版はNYのレストランを扱ったものだったのだ。つまりNYが大元。

そういう背景もあってか、今でもNYではこのガイドブックがバイブルのように売れている。
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食べ歩きが好きな僕ら夫婦もZAGATは毎年のように買っている。全体的には公正な評価がされていると思うし、「美味しい」と評価されている店は、大体美味しい。でも中には、「んー??」と思うような評価もある。

例えば。

もうずいぶん長いこと、ZAGAT NYは中華料理で一番美味しい店をTse Yangというミッドタウンの店としている。しかしここ、どう考えてもまずい。北京ダックが有名ということで北京ダックを頼んだのだが、皮はクリスピーじゃないし、ぶよぶよの身が必要以上に付いてくる。チャーハンにいたっては、あまりにも油っぽすぎて、料理名を「油: チャーハン風味」に変えたほうがいいのでは、というくらいだ。こういうことを書くと、「味は人によって好みがあるから。。」とか言う人がいるけど、はっきり言わせてもらおう。「まずいものはまずい。」これだったら、バーミャンのほうが旨い。

さらに。
イタリアンで1位になっているのが、同得点でBabboIl Mulinoという店なのだが、両方とも微妙。Babboに関しては、食べに行った時に偶然オーナーのマリオ・バターリが横に座ったのだが、すっごく偉そうに自分の料理を自慢していた。その割には料理は全般的に大味でとっても油っこい。一方最近東京ミッドタウンにも分店ができたIl Mulinoだが、こちらはあまりにも普通な料理で、それにしてはどう考えても値段が高すぎる。内装を少し豪華目にして、法外な値段を正当化している感がある。店名を「無理やりーの」に変えるべきだ。この2つだったら、サイゼリヤのほうが旨い。

それでも前述の通り、ちゃんと美味しい店を美味しいと評価している場合も多々あるので、上のような極端な例があると、どうしても評価の信憑性を疑ってしまう。中国人が大群で同じ店に投票してるんじゃないか、とか。イタリアンマフィアの働きかけがあるんじゃないか、とか。

まあでも、ZAGATはいいアイディアだと思うし、色々な人のコメント読むのも楽しいので、今後も活用するけどさ。
またあまりにも「んー?」「どぅーゆー?」という店があったら、このBlogで文句言うことにします。

by tomokingT | 2008-04-28 10:10 | レストランレビュー

NYのレストラン#004 - Brick Lane Curry House

エスニックフードの美味しいNY。
でも、インド料理に関していえば、パッとしない店が多い。良く「美味しいインド料理屋さん」として挙げられるTamarindやDawatやJackson Dinerなんかも、頑張りすぎだったり、いたって普通だったり。。。

Lexingtonと28th Streetの界隈にインド料理やインド食材店がたくさんあり、ニューヨーカーはこの一帯を「Curry Hill」というなんとも安直かつ政治的にどうなの、って感じの名前で呼んでいるのだが、ここにも「うまい!」と思える店はあまりない。

そんな中、NYのインド料理界「期待の星」といえる店がある。
イーストビレッジにある、Brick Lane Curry Houseがそれだ。
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ロンドンでBrick Laneといえば有名なインド人街(というか今はもっぱらバグラデッシュ人街)だが、NYのこのレストランは、その名前の由来通りちょっぴりアングロ化されたインド料理が特徴。内装もちょっぴりヨーロピアンな感じ。
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席に座るとすぐに、お通し代わりに定番のパパード(別名パパダム)が出てくる。
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この何気なく出てくるパパダムが、実はインド料理屋を評価する大切な要素になるのだ。油ぎったパパダムではダメだし、明らかにレンジでチンしただろ!っていう即席パパダムでもだめ。ここの店のパパダムは、パリッとしていて香ばしく、とても美味しい。さらについてくる3つのソースも、本格的なコリアンダーミントソースとチャツネだ。

そしてカクテル。
通常のインド料理屋さんでは、キングフィッシャーとかコブラとかビールが置いてあるのが常だが、ここはさすがに英国風。立派なバーがあって、素敵なカクテルが頼める。今回頼んだのはマンゴーラッシー&ラムと、マンゴーマティーニ。両方とも美味!

余談だけどアメリカのカクテルって、やっぱりお酒の量が多い。。。。一杯でパンチドランカー。

さてこの店のおススメは、ドピアッザというカレー。「2つの玉ねぎ」を意味するその名前の通り、大量の玉ねぎがベースになっている香ばしいカレーだ。チキン、マトン、など具材を選べるが、今回選んだのはマトン。玉ねぎがマトンの臭みを消し、まろやかな風味にしてくれる。
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さらに今回はチキンコルマを頼んでみた。ヨーグルトとココナッツベースのマイルドなカレーなのだが、残念ながらこの店のコルマはあまり美味しくなかった。。。。好みもあるだろうが、カレーに入っているクローブやナツメグまでガリボリ食べてしまう僕にとっては、このカレーは薄味すぎた。やはりここではドピアッザやビンダルーなどの定番メニューに絞ったほうが良さそうだ。
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写真奥に見えるのは、ナンとロティ。
これもインド料理屋を評価する際の大切な点なのだが、インドにはナン、ロティ(チャパティ)、パラータなどの色々な種類のパンがある。これをちゃんど区別できているかどうかは、その店がちゃんとしたインド料理屋かを見極める上で重要。

実際にパリで経験したのだが、ロティを頼んだらメニューの中のナンを指差して、「同じだ」と言い切ったインド料理屋の店員がいた。「インド人は嘘つかないんじゃ。。??」などと唖然としている場合ではない。そういう店は間違いなくバングラデッシュ人経営なので、「ナマステ!」と言い放ってダッシュで逃げたほうが良い。

お店データ
住所: 306 East 6th Avenue, New York, NY10003
電話: 212-979-8787
URL: http://www.bricklanecurryhouse.com/
一人あたり予算: 夜30ドル

by tomokingT | 2008-04-26 11:22 | レストランレビュー

NYのレストラン#003 - GAHM MI OAK

マンハッタンのリトルイタリーやチャイナタウンは有名だが、「韓国街道」なるものがあるのをご存知だろうか?

West 32番街が、別名「Korea Way」として知られており、ここには韓国系のお店が立ち並んでいる。そのため32番街全体にキムチの香りが漂っている。。。。ような気がする。
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今日は韓国街道を代表するレストラン、「GAHM MI OAK」を紹介。
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ここは24時間眠らない、本格的な韓国料理屋さんだ。

まず、何が嬉しいって、席に付くとウェイターがキムチを壺ごと持ってきて、目の前で盛り合わせてくれるのだ。
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巨大なカクテキをはさみでバッチンバッチン切る様子は、食欲をそそる。

こんなに食えるかコンチクショー!!ってくらいキムチを盛ってくれるのだが、これがとっても美味しいので意外と全部たいらげてしまうのだ。
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さてここの有名料理といえば、なんと言ってもソーロンタン
白濁のスープにライスとやわらか麺が入った、なんとも胃に優しそうな一品だ。
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この店に来る客の9割以上がオーダーすると言われるソーロンタン。
逆にこれ以外にこの店の料理ってどうなのよ、という感もあるソーロンタン。

何が良いかって、このソーロンタン、運ばれて来たときにはまったく塩味が付いていないのだ。テーブルにドンと置かれた塩壺から、自分で好きなだけ塩を入れることができるのだ。
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つまり高血圧が気になる人は塩分控えめにできるし、逆に塩化ナトリウム・フェチの人は水戸泉くらい大量に入れたって構わないわけです。

この店にはソーロンタン以外にも代表的な韓国料理がたくさん。
今回食べたのは、ビビンパ。
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うーん、これは、まあ、普通。

あ、あとつけ合わせでこんな巨大な青唐辛子(生)が出てきて、お味噌を付けて食べるのですが、
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うーん、これも、まあ、普通。

ところでこのレストラン。
年季の入ったメニューには、お料理の名前が日本語でも書いてあるのだが、ただ単に韓国名をカタカナにしただけ。
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「オヅンオスツクヘー」とか言われても、一向に分る気配がしない。
うーん、まさにコリアウェイ。

お店データ
住所: 43 West 32nd Street, New York, NY10001
電話: (212)695-4113
一人あたり予算: 15ドル

by tomokingT | 2008-04-26 02:16 | レストランレビュー

NYのレストラン#002 - Aki on West 4th

2回目にして既に出会ってしまった。
NYピカイチのフュージョン寿司屋さん、Aki on West 4th。
West Villageにあるこの店で、昨晩ディナーをしたのだが、驚いた。
ここはすごい。

入り口はなんとも謙虚な感じ。
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窓の下に見える赤いネオンライトは、地下にある占い屋さんの看板(レストランとは関係なし)。レストランに入る前に、ここで何を食べるべきか占ってもらってもよろしいし、占ってもらわなくてももちろんよろしい。

内装も結構こじんまり。カウンター席が8席、テーブルが4つくらい。
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ではこのこじんまりとした店の、何がすごいのか。

マンハッタンのお寿司屋さんなのに従業員がほとんど日本人、という珍しさがすごいのではない。
「Sushi Aki」という似たような名前のめっちゃまずいチェーン店があるのに、あえて「Aki」という名前を付けちゃったアグレッシブさがすごいのでもない。

ここのすごさは、メニューの独創性と奇抜な具材を合わせながらも抜群に味をコントロールしちゃう板前の腕がすごい。

この店のテーマはなんと、「カリビアン料理と寿司の融合」。一見邪道と思えるこの取り組みが、かなりイケてるのだ。それもそのはず、板前はもともと、ジャマイカで日本大使付きの料理人だったのだ。さらに東京でも何件かのお店をオープンさせ、今はNYでこの店をやっているのだという。

まず「お通し」からして違う。ワカメといちぢくの酢の物。この変わった組み合わせがなんとも普通に美味しいからすごい。

次にアペタイザーに頼んだ「タイタニック」。
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半分に切ったアボカドを豪華客船に見立てて、そこに「こりゃあ沈むわ」というほどのカニ、アボカド、とびこ、などの具材が山盛り。これを味噌ベースのソースにゴマを足したものでいただきます。アボカドと海鮮が合うのは常識だが、さらにとびこのプチプチ感と味噌の奥深い味がいっそう味を引き立てる。

さらに「シーバスの味噌ソース焼き」。
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これは銀ムツの西京焼きのような風味。そしてこの上下に見える2種類のソースが泣かせる。上は赤味噌のソースだが、北京ダックのプラムソースにも似た香ばしさが特徴。下はゆず味噌のソース。いっぺんに色々な味が楽しめちゃうのがこの店の特徴だ。

そしてメインコース。
最初は「Aki Roll」という、この店の代表的な巻物の盛り合わせ。
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へたくそなカメラマン(僕)のせいでまずそうに撮れてしまったのはご愛嬌。
これがホントに美味しい。左からアボカドとはまち、エビフライとアボカド、そしてフライドバナナとまぐろ。特にこの組み合わせが泣かせる!まさにジャマイカ料理と寿司の完璧なフュージョン。ボブマーレーもびっくり。

最後が「スパイシーちらし」。
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酢飯の上にまず卵が横たわり、その上にサーモン、鯛、まぐろ、エビなどの具材に加え、レタスという以外なものまでが盛られ、わさびマヨネーズと赤味噌のソースがかかっている。さらに!隠し味でバジルの葉っぱまで入っている。安直なネーミングとは裏腹に、なんという複雑な味のシンフォニー!

いやー久しぶりに「フュージョン」でヒット。

フュージョン料理って、得てして奇をてらったは良いものの、「うんまあ珍しいよね」だけで終わってしまう場合が多い。でもここの板前は、本当に味の融合を第一に考え、複雑かつ絶妙なテイストを作り出すことに成功したと言える。

「えー、邪道。邪道コミュニケーションズ。」とか言わずに、是非一度お試しあれ。

お店データ
住所: 181 West 4th Street, New York, NY10014
電話: (212)989-5440
URL: http://members.aol.com/akiw4/
一人あたり予算: 夜50ドル

by tomokingT | 2008-04-25 11:48 | レストランレビュー

NYのレストラン#001 - NYONYA

日本でフードライターをやっている小学校時代の友達Asukaに触発されて、NYのレストラン事情を独断と偏見で紹介してみることにした。

記念すべき第1回目はマレーシア料理の「NYONYA」
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チャイナタウンの外れにあるこのレストラン。
内装はレンガと木造りの、暖かくもムーディー勝山的な感じになっている。
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「NYONYA」とはもともと「女性」を意味し、この店ではマレーシアの家族に代々伝わるおふくろの手料理的な料理を味わうことができる。マレーシアにはもともとインド系、マレー系、中国系の人種がいる。このためマレーシア料理は、この3つの食文化がブレンドされたものなのだ。

ここでまず座ったら間髪入れずにオーダーしたいのが、ROTI CANAI。
自家製のROTI(インドの平べったいパン)をチキンカレーに付けて食べるアペタイザー。
パンのモチモチさとチキンカレーの程よい辛味が絶妙なハーモニーを奏でる。
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あまりの美味しさに写真を撮るのも忘れて無心にほおばってしまったので、こんなバッチイ感じの写真になりましたよろしく。

もう一つのおススメは、マンゴーチキン・オン・ライス。
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要するに、酢豚のように酸味のあるとろとろソースでチキンを調理し、そこにマンゴーを加えたもの。酸味と甘味が心地よいセレナーデを奏でる。よく酢豚でもパイナップルを加えることがあるが、マンゴーのほうが繊維質が少なく食べやすい。

マレーシア料理はこのように「ご飯にかけて食べちゃおう」系の料理がたくさんある。インドカレーとも中華のあんかけともまた違う風味が楽しめる。スパイシーな料理にキンキンに冷えたタイガービールなんかをキュッとやっちゃった日には、OI THEE!と岡村ばりに絶叫しちゃうこと間違いなし。

お店データ
住所: 194 Grand St., New York, NY 10013
電話: (212)334-3669
URL: http://www.penangusa.com/location_nyonya_main.html
1人あたり予算: 昼15ドル、夜25ドル

by tomokingT | 2008-04-24 11:32 | レストランレビュー